2010年03月31日

トキ 石川の動物園で産卵 佐渡から分散飼育(毎日新聞)

 石川県能美市の「いしかわ動物園」で27日、国の特別天然記念物・トキのペアが繁殖ケージ内で卵1個を産んでいるのが確認された。佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市)以外の施設の産卵例としては、08年に初めて確認された多摩動物園(東京都日野市)に続いて2カ所目。

 ペアは8歳雄と6歳雌。鳥インフルエンザ感染防止などを目的とした「分散飼育」のため、今年1月に他の2羽とともに佐渡から移送され、今月に入り交尾行動が確認されていた。

 動物園によると、有精卵であれば4月下旬〜5月上旬にもひなが誕生する見込み。このペアは過去に5羽の繁殖経験があり、今後約1週間でさらに2〜3個を産むと期待されている。【宮嶋梓帆】

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2010年03月29日

恋人たちも富士山も赤い糸で 巨大招き猫が“世界遺産”後押し(産経新聞)

 富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)のアトラクション「ナガシマスカ」内に、恋愛成就の御利益があるといわれる高さ10メートルもの「夫婦招きネコ」をご神体に、さい銭箱が置かれている。

 同社が遊び心で設置したのだが、“この恋を実らせて”とお金を入れるカップルが多い。円形ボートで急流を下るアトラクションということで、周囲の池にローマの「トレビの泉」を思ってお金を投げ入れる利用客も多い。

 トレビの泉では、後ろ向きでコインを1枚投げ入れるとローマを再び訪れることができ、2枚だと大好きな相手と永遠に一緒−などの言い伝えがある。このコインはチャリティー団体に寄付されているようだ。

 世界文化遺産候補にあがっている富士山のふもとの同社も、遺産登録を待ち望んでいる。そこで、たまった浄財を「富士山遺産登録山梨県推進募金会」に寄付を思い立った。

 25日に夫婦招きネコの前で、スケートの岡崎朋美さんがプレゼンターとなって「富士山の世界文化遺産登録に役立ててください」と、浄財に従業員の寸志を加え50万円を募金会に寄付した。

 富士山も世界文化遺産と赤い糸で結ばれてほしい。岡崎さんは「富士山がまだ世界文化遺産でないなんて信じられない。一日も早く登録されるようにとの気持ちを込めて渡しました」と話した。

 同県世界遺産推進課は寄付金を学術調査費などの登録経費に充当する計画だという。

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2010年03月27日

【核心】JAYWALK中村容疑者 薬物にすがる孤独“アラ還”(産経新聞)

 ロックバンド「JAYWALK」のボーカル、中村耕一容疑者(59)が結成30周年の節目の年に立たされたのは、ファンで埋め尽くされたコンサート会場ではなく、覚醒(かくせい)剤所持による逮捕という苦境だった。還暦目前に発覚した薬物使用には、分別盛りならではの孤独と苦悩が垣間見える。還暦前後の世代(アラウンド還暦)から高い支持を集めた“アラ還の星”に何があったのか。(滝口亜希)

                   ◇

 ■笑って否定

 今月9日未明の東京・西麻布の路上。路肩に停車したままの乗用車の車内で、中村容疑者は40〜50分間、警視庁第1自動車警ら隊員の職務質問を拒否した。車内の小物入れをあらためようとすると「恥ずかしいものが入っている」と制止したが、中から白い粉末の入った2つの小袋が見つかった。中村容疑者は「歯医者にもらった薬」と説明したが、簡易鑑定の結果、覚醒剤と判明した。

 覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で逮捕された中村容疑者は、所持を認めた上で「1年ほど前から使うようになり、都内の路上で外国人から買った。使うときは1人だった」と供述したという。

 JAYWALKの前身、「J−WALK」は昭和55年結成。平成3年に発売された「何も言えなくて…夏」は180万枚を超えるヒットとなり、日本レコード大賞ゴールドディスク賞受賞。NHK紅白歌合戦にも出場を果たした。

 17年には、バンド名をJAYWALKに変更。「何も言えなくて…」が再録されたアルバムが100万枚を超えるヒットとなった。結成30周年を迎える今年はアルバムなどが発売予定だったほか、全国ツアーも計画されていたが、いずれも中止に追い込まれた。

 芸能人の薬物による逮捕が相次ぐ中、分別盛りとも言える59歳はなぜ薬物に手を出してしまったのか。

 所属事務所の知久悟司社長は芸能人の薬物報道があった際に薬物の使用の有無を尋ねたが、「冗談じゃないですよ」と笑って応じていたという。

 捜査関係者によると、中村容疑者は「年を取って疲れやすくなり、疲れを取るために使っていた」と供述したという。

 ■ヤケ酒型か

 故勝新太郎さん=逮捕当時(59)=や角川書店元社長=同(51)、トンボ鉛筆の元会長=同(60)=が逮捕されるなど、中高年による薬物事件は少なくない。

 薬物問題に詳しい小森栄弁護士によると、全国で覚せい剤取締法違反で逮捕された容疑者数は20代が減少しているのに対し、50代以上は毎年1500人程度で高止まりを続け、再犯率が高いのも特徴という。

 小森弁護士は「分別盛りの人間が薬物を使うのは、よほどショックなことがあって手を出す『ヤケ酒型』の可能性が考えられる」と分析した上で、「悩みや孤独感があっても周囲に打ち明けられなかったのではないか」と指摘。元関東信越厚生局麻薬取締部捜査1課長の小林潔氏は「年齢の高い依存者ほど周囲の支援者も少なく、薬物を断ち切るのは難しい」と警告する。

 「ファンに申し訳ない。もう二度としない」。弁護人によると、中村容疑者はこう繰り返し、時折涙ぐむこともあるという。

 動画投稿サイトのひとつでは「何も言えなくて…」の再生回数が30万回近くに上り、ファンからのこんなコメントが並んでいた。

 《もうすぐ還暦だろ…麻薬から、立ち直る姿をみせてくれ。還暦でも立ち直れる姿を…》

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